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幼稚園や保育所において、子供たちが好奇心や興味を持って、
わくわくしながら遊び、学べるよう応援する取り組みです。
取り組みを通じて、子供たちの自己肯定感や、
思いやりといった豊かな心の育ちを
サポートしていきます。
好奇心を持つきっかけを増やす 考えを広げる 考えを深める
実施報告
《活動スケジュール》
- 日にち
- 令和7年5月13日
- 時 間
- 30分
- 参加者
- 3歳児 14名
テーマ : 巧緻性
洗濯バサミをつまむ、ボタンをとめるなどの活動を通して、指先を使う心地よさやおもしろさを感じていく。落ち着いた環境の中で「やってみよう」という気持ちを大切にしながら、自分のペースで試し、挑戦する意欲やできたことへの満足感を育てていく。
活動 :指先の巧緻性
「絞る」「広げる」「干す」「とめる」「たたむ」の言葉を知り、動作を理解する
●環境をデザインする
★準備したもの : タオル、クリップ、紐
●探究活動を実践する
★活動内容 :洗濯物を洗った後の工程を楽しむ。
★子ども達の様子 :
・洗濯物を見せると、「干す」「乾かす」という言葉とともに、両手を垂らして洗濯物をぶら下げた様子を示す姿もあり、次々とたくさんの反応があった。
・洗濯バサミでタオルをはさもうとすると、なかなか指先に力が入らず、時間がかかる子、うまくはさめない子が多かった。。
・自然と両手を使うことを思いついた子もいたが、苦戦している友達を見て、「両方の手でやったら?」と声を掛ける子もいて友達の様子をしっかり見ている姿もあった。またほとんどの子が、あきらめないで最後まで挑戦していた。
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●振り返りをふまえた気付き
・洗濯は子ども達にとって身近なことで、よく見ていることが伝わる積極的な場面だった。言葉での表現だけでなく、その様子を伝えようと、身振り手ぶりも交えて様々な表現が見られたが、友達の発言や動きが刺激になって、話が積み重なっていくようだった。
・力が足りず、洗濯バサミが思うように開かない、タオルがはさめない、と気づくと、両手を使って片方ずつはさもうとしたり、タオル部分を片手で押さえて、はさもうとしたりする工夫は、自然に身についた体の使い方にもつながっていると感じた。